ビタミンB1の効果・不足・過剰摂取

ビタミンB1の働き、ビタミンB1が不足したときの症状、欠乏しやすい人の傾向、栄養素の推奨量と国民の平均摂取量、過剰摂取した場合の影響、食品が含む栄養素量など!

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ビタミンB1の効果・不足・過剰摂取

ビタミンB1とは


ビタミンB1は、水に溶ける性質を持った「水溶性ビタミン」であり、ビタミンB2、B6、B12、葉酸などを総称した「ビタミンB群」の一つ。


そして、三大栄養素の一つである炭水化物(糖質)を体内でエネルギーへと変換する役割を持った「補酵素」です。米やパン、めん類を主食とする日本人にとって、非常に重要な存在です。


さらに、ビタミンB1は脳の中枢神経や手足の末梢神経とも深く関わっており、神経機能の正常化や心臓機能を守る働きがあります。


「頭を使うときには甘いものが良い」と、よく聞きますが、これは「甘いものさえ食べていれば良い」というわけではありません。正確には「ビタミンB1と一緒に摂る」ことで、脳にエネルギーを補給するというもの。糖質だけではスムーズにエネルギーとして使うことができないのです。


エネルギーを効率よく生み出すビタミンB1は、筋肉疲労を予防・回復する効果があることから栄養ドリンクやサプリメントなどに配合されています。


「夏バテにはうなぎが効く」と言われているのもうなぎがビタミンB1を豊富に含んでいることが理由の一つです。


また、かつて日本で結核とならぶ二大国民病と言われた「かっけ」は食生活の変化に伴うビタミンB1の欠乏によって起こりました。ビタミンB1を含まない白米の普及に加え、おかずを十分に食べることができず白米ばかりを食べていたことが原因だと言われています。


このように、ビタミンB1は体と脳の健康に必要不可欠な栄養素ですが、水溶性ビタミンは尿などで体外に排出されてしまうため毎日摂取する必要があります。


ビタミンB1の効果・不足・過剰摂取